Voiceだから私は、徳島で究める。
長田 有加里さん
- 社会基盤システムプログラム
- 社会人博士
2024.11
- 徳島大学大学院への進学、そのワケは
多文化共生まちづくりの実務で直面する課題を体系的に捉え、政策レベルでコミットする高い能力を身に付ける必要性を感じたからです。私は地域の人びとと外国籍をもつ人びとの双方が活躍する多文化共生まちづくりの実務を担っています。そこでは草の根の現場と政策デザイン双方からのアプローチが求められています。徳島大学には、地域の社会課題を海外の研究機関・国際組織・調査地と連携しながら解決する実務と研究をすすめる専門家が活躍しています。ここでの研究を通じて、地域特性に応じた国際レベルの課題解決力を身に付けるために、進学を決意しました。


- 研究とキャリア、私の描く未来
少子高齢化が深刻な日本社会は、外国人労働者への依存度を高めています。ところが外国人を市民として捉え、まちづくりをすすめる体制づくりは始まったばかりです。そこで私は、少子高齢化が特に深刻な地方における多文化共生政策の推進に関する研究をしています。具体的には文化や社会の違いを平等に捉える文化人類学を基盤に、さまざまな国籍をもつ人びと地域社会の未来を創る方法の提案を目指しています。卒業後は、地方で働く外国人の生活実態に即した多文化共生まちづくり政策マネジメント業務を専門的に担う人材を目指しています。

自分の中にできてしまった
当たり前を解きほぐし
世界の見方を拡げる
当たり前を解きほぐし
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